希望と失望
『ビジョナリーカンパニー2 飛躍の法則』を読んでいる。
なるほど、がいっぱいの本。
普通の会社が偉大な会社になる条件とは何なのか、を調査・検討している。
「まぁ、そうでしょうね。」という結論ではなく、
事実を洗い出し、導いた結論は、「そうなんだ!」と思うことがいっぱい。
いま、一番印象に残っているのは、【ストックデールの逆説】という言葉が誕生したエピソード。そのなかの言葉に、ぞくっとした。
捕虜になっても生き延びるには、生きて帰れるということを強く信じていなければならないという話のあとで、
しかし生き延びられなかったのは楽観主義者だと。
この日までには出られると思っていたら出られず、次の機会にも出られると思ったら出られず、ということが続いていけば、失望が重なって死ぬのだそう。
だから、自分の希望することに強い確信を持ちながらも、自分が置かれている現実のなかで想定されうる最も厳しいことが起こりえると考えることも必要なのだと。
わたしは、生き延びようと思ったら、きっと楽観主義者になる。希望をもって過ごさなければいけない、と思って。それじゃダメとはびっくりΣ(゚Д゚)
困難にぶつかったときの教訓として、心にとどめておきたい。